ラッセルの背理よくある意味

ラッセルの背理のよくある意味とは、

「自分自身を要素に含まない集合全体の集合」は、「自分自身を要素に含む集合全体の集合」の要素でも、「自分自身を要素に含まない集合全体の集合」の要素のどちらにしても、矛盾(パラドックス)がおきるというものです。

 「自分自身を要素として含む集合全体の集合」も、「自分自身を要素として含まない集合全体の集合」もともに、「集合全体の集合」という概念ですよね?

  だから、「集合全体の集合」という概念に、矛盾(パラドックス)が起きたから「集合全体」を「族(類)」という概念で修正したのですね。

 そもそも、「集合」という概念も、人が考えたのですよね?

 だから、もし、将来、「集合」や「族(類)」という概念を使った命題に、矛盾(パラドックス)が起きたら、同様に新しい概念で修正される可能性はありますよね。